家賃の相場
「比較」というのは大切なこと。
特に昨今はインターネットで数々の数値を調べられるようになったことから、各種料金や何かをするのにかかる平均時間まで、簡単に周りと比較することができます。
今回は一人暮らしをはじめる大学生のために、家賃の平均、相場価格を紹介しましょう。これを比較対象にしてみてください。
さて、実際に一人暮らしをしている大学生にアンケートをとってみると、その6割程度が家賃5から6万円と回答したそうです。
残りの4割中、3割は家賃5万円以下、1割は7万円以上と回答。
このことから、一人暮らしの大学生の家賃平均は5.5万円前後と考えていいでしょう。
年間の家賃にすると66万円程度ですね。学生向けのワンルームが多いマンションなどであれば、相場もこの程度に抑えてあるはず。
そういったマンションを借りる方が多いことから、この平均価格が出ているわけです。
学生の収入
そんな家賃に対して学生の収入はと言えば、仕送りで8万円程度、アルバイトで7万円程度となっています。
家賃を含めた大学生の平均生活費が11万円前後ですので、仕送りをしっかりもらえてバイトの時間がとれる方なら何とかなるでしょう。
逆に仕送りなしでは、おそらく大学生活が成り立ちません。
家賃5万円以下の賃貸にしたとしても厳しいですね。
仕送りがない方は奨学金で補うという手もあります。
月々5万程度、借りることができれば生活することには困らないのではないでしょうか。
しかし、ここで注意してほしいのは奨学金というのは借金であること。
よほど特殊な家庭事情がない限りは借りた金額分だけ「利子」がつきます。
月々5万借りたとしてもそれが48ヶ月続けば240万円それに利子がつけば300万円ぐらいの借金になります。
将来に無理のない返済ができるよう生活をする上で最低限のお金を借りるようにしましょう。
ちなみに、家賃については駅からの近さや築年数などの要素を譲歩することで安くなることも。
1円でも安くしたいという方は少し条件の悪い賃貸を探すのもいいかもしれません。
ただ、学生生活を充実させるには学校までの距離やバイト先への距離が非常に大切。
引っ越しとなるとまたお金がかかりますので、後悔しない賃貸選びを心がけてください。
最後になりますが、地域によって平均価格は変わってきます。
そのため、必ずしも上記の金額をアテにする必要はないのです。
まずは自分に住む予定の地域の家賃事情を調べ、それを参考に賃貸選びを進めるのが最も賢いやり方。
情報収集は賃貸選びの基本です。